常見陽平氏が編集長を務める就活の栞サイトにてこんな記事があります。
「焦る企業続出、倫理憲章ってどうなの?」
この記事に書かれているように
倫理憲章にサインしている企業の中でも、
内定を出し始めている企業が出てきているようです。
話を聞かせてもらっている就活生からも内定や決め手に関する相談が増えてきました。
・2社で迷っています。
・次が最終なのですが、ここでいいのか悩んでいます。
・1社内定をもらっているのですが、もう一つ次が最終で
どっちに行きたいか分からないです。
企業の情報を得ようと思えば手段はいくらでもあります。
しかし、「自分は本当に行きたい企業はどこか」という本音はなかなか分からないようです。
おかげさまで私は長期戦を強いられました、、、
そのため、今回は本音を引き出して
「貴社が第1志望です」と力強く答えらえる状態を作る
ツールと使い方を書いてみます。
就活生の話を聞きながら使っているものです。
◆目次
①第1回目本音引き出し表と手順1)~2)
②第2回目本音引き出し表と手順3)~4)
③第3回目本音引き出し表と手順5)~8)
④最後に~衆知を集めて独りで決める~
まずは図をご覧ください。
①第1回目本音引き出し表と手順1)~2)
1)縦に気になっていて比較したい企業名、横に企業を比較する基準を書く
・比較する基準は自分が考えているもの、書籍やセミナーで書いたものを追加する。
図に書いてある基準は一例です。
2)今思っている行きたい順位を付けてみる
・ここは深く考えなくてOKです。最初は順位を付けるだけです。
②第2回目本音引き出し表と手順3)~4)
3)横軸の基準にそって○、△、×で空欄を埋めていき、合計を足し、順位を再度つける
・今回は○=3点、△=1点、×=0点で計算しています。
4)第1回目の順位と変わっているか否かを確認する
・経験則ですが、変わる方が多いです。
理由は第1回目の順位は共通の基準で企業を比較せず、
何となくの印象で決めているからです。
それが、2回目は共通の基準を用いることで客観的に企業を比べることができます。
「直感は論理を突き詰めた後でやってくる」という考え方があります。
つまり、直感はそれだけで独立していて、
突然ひらめきのようにやってくるわけではないということです。
③第3回目本音引き出し表と手順5)~8)
5)第2回目の順位を疑う
・例えば株式会社JAPONは第1回目は1位、第2回目は2位に下がっています。
この時に「あー確かにほんとはそこまで行きたくないな」と思えれば
第2回目で終わりです。
しかし「2位だけど、何となく納得できない・違う気がする」と感じることがあります。
このちょっとした違和感が本音・直感を引き出すポイントです。
6)自分にとって重要な基準を見極める
・ここまでは全ての基準は「○=3点、△=1点、×=0点」というように同じ点数でした。
しかし実際は人によっては「社長の人柄がとても大事」「休日は絶対自由に使いたい」など
基準の重要度=点数が変わってきます。
それが今回の表でいうと緑色に染まっている「社長」「休日」です。
そこだけ点数を1追加するなどして、重要な基準には加点します。
7)再度計算して順位を付ける
・第1回目、第2回目より納得度が変わってくるはずです。
ここの順位で上位に来るものが、
勘ではなく論理が下支えとなった直感から導き出されたものです。
8)それでもまだ迷ったら・・・
・第3回目の表にあるように空欄になっているところ=不明点や
「ここもっと知りたい」という基準が出てきます。
そのため、不明点や興味ある基準の空欄を埋めるための行動は何かを考えて
それは例えば面接で聞くこと・OBG訪問をすることになるかもしれません。
行動し、空欄を埋める・基準に○△×を再度つけることの繰り返しで
より正確な本音・直感を導き出せます。
表は好きにお使いください。
④最後に~衆知を集めて独りで決める~
私自身、最終的に行く一社が決まるまで、長い時間かかりました。
いくつか内定を頂いたにも関わらず辞退しました。
「行きます」といった会社も辞退し、多大なる迷惑をかけました。
今は運良く4月から働くことができますが、
罪の意識は消えていません。
そんな事態を防ぐ一つの方法として
「本音を知る、直感を引き出す」ことが必要であったと
今振り返ると思います。
そして情報を集め、人に話を聞いて
でも最後は独りで決めることをお勧めします。
文字通り、誰もいない部屋で決めてください。
自分の本音の声が聞こえるように雑音を排すということです。
決めた上で最終なり、確認の面接に臨んで
その場で握手するくらいの気持ちがちょうどいいです。
最終や確認の面接のその場で決めることはお勧めできません。
理由は単純です。
採用側は就活生を口説くことは簡単だからです。
「学生の志望度はいつ上がるか」を調査し
「面接の瞬間」であることを熟知し
そのために選考を組み立てる採用支援企業は現に存在します。
他にも自分の声を遮るものがあります。
友人や家族といった身近な存在です。
就活が落ち着き始める1回目の時期、夏前くらいになると
こんな会話が増えます。
「どこ行くの?」
それに対して
「~してるところ」と答えて
「何してる会社?」となるか
「株式会社~」と答えて
「おめでとう!さすがだね」と言われるか。
小さなことに見えるかもしれませんが、響きます。
ネットに溢れる「リーディングカンパニー」という文言よりも
身近な人の「どこそれ?」の方が力を持つことはよくあります。
無名の会社に行く内定者の声はあまり就活生に届きません。
「就活支援」をする内定者の多くは有名企業に行きます。
安っぽい自己啓発メッセージ陥りそうな予感がしますが(笑)
でも最後に。
衆知を集めて独りで決めること。
雑音を排して自分の本音を聞くこと。
そのプロセスが、選んだ企業で辛くなったときに
「自分が選んだのだから」と踏ん張る力になるはずです。
私も働き始めます。
ぶれにぶれた就活をしてしまった私も働きます。
一緒にがんばりましょう。
終わらせ方が分からなくなりました(笑)
◇参考記事
・2012年3月16日(金)【図解あり:「大好きだけど能力ない」仕事を選ばず、「嫌いだけど能力ある」仕事を選んでみる勇気】
・2011年3月15日(木)【レポート:女子大学合同 就職・就業シンポジウム~今、女子大生に求められる要素~】
・2011年3月11日(日)【ナビサイト・座談会に出てくる理想の「先輩社員X」を演じるのは辛い~8つのタイプに分類~】









