【衆知を集めて独りで決める~本音の第1志望を引き出す3つの表と8つの手順~】

常見陽平氏が編集長を務める就活の栞サイトにてこんな記事があります。
焦る企業続出、倫理憲章ってどうなの?
この記事に書かれているように
倫理憲章にサインしている企業の中でも、
内定を出し始めている企業が出てきているようです。

話を聞かせてもらっている就活生からも内定や決め手に関する相談が増えてきました。

・2社で迷っています。
・次が最終なのですが、ここでいいのか悩んでいます。
・1社内定をもらっているのですが、もう一つ次が最終で
 どっちに行きたいか分からないです。

企業の情報を得ようと思えば手段はいくらでもあります。
しかし、「自分は本当に行きたい企業はどこか」という本音はなかなか分からないようです。
おかげさまで私は長期戦を強いられました、、、

そのため、今回は本音を引き出して
「貴社が第1志望です」と力強く答えらえる状態を作る
ツールと使い方を書いてみます。
就活生の話を聞きながら使っているものです。

目次
①第1回目本音引き出し表と手順1)~2)
②第2回目本音引き出し表と手順3)~4)
③第3回目本音引き出し表と手順5)~8)
④最後に~衆知を集めて独りで決める~

まずは図をご覧ください。

①第1回目本音引き出し表と手順1)~2)

1)縦に気になっていて比較したい企業名、横に企業を比較する基準を書く
・比較する基準は自分が考えているもの、書籍やセミナーで書いたものを追加する。
図に書いてある基準は一例です。
2)今思っている行きたい順位を付けてみる
・ここは深く考えなくてOKです。最初は順位を付けるだけです。

②第2回目本音引き出し表と手順3)~4)

3)横軸の基準にそって○、△、×で空欄を埋めていき、合計を足し、順位を再度つける
・今回は○=3点、△=1点、×=0点で計算しています。
4)第1回目の順位と変わっているか否かを確認する
・経験則ですが、変わる方が多いです。
理由は第1回目の順位は共通の基準で企業を比較せず、
何となくの印象で決めているからです。
それが、2回目は共通の基準を用いることで客観的に企業を比べることができます。
「直感は論理を突き詰めた後でやってくる」という考え方があります。
つまり、直感はそれだけで独立していて、
突然ひらめきのようにやってくるわけではないということです。

③第3回目本音引き出し表と手順5)~8)

5)第2回目の順位を疑う
・例えば株式会社JAPONは第1回目は1位、第2回目は2位に下がっています。
この時に「あー確かにほんとはそこまで行きたくないな」と思えれば
第2回目で終わりです。
しかし「2位だけど、何となく納得できない・違う気がする」と感じることがあります。
このちょっとした違和感が本音・直感を引き出すポイントです。
6)自分にとって重要な基準を見極める
・ここまでは全ての基準は「○=3点、△=1点、×=0点」というように同じ点数でした。
しかし実際は人によっては「社長の人柄がとても大事」「休日は絶対自由に使いたい」など
基準の重要度=点数が変わってきます。
それが今回の表でいうと緑色に染まっている「社長」「休日」です。
そこだけ点数を1追加するなどして、重要な基準には加点します。
7)再度計算して順位を付ける
・第1回目、第2回目より納得度が変わってくるはずです。
ここの順位で上位に来るものが、
勘ではなく論理が下支えとなった直感から導き出されたものです。
8)それでもまだ迷ったら・・・
・第3回目の表にあるように空欄になっているところ=不明点や
「ここもっと知りたい」という基準が出てきます。
そのため、不明点や興味ある基準の空欄を埋めるための行動は何かを考えて
それは例えば面接で聞くこと・OBG訪問をすることになるかもしれません。
行動し、空欄を埋める・基準に○△×を再度つけることの繰り返しで
より正確な本音・直感を導き出せます。

表は好きにお使いください。

④最後に~衆知を集めて独りで決める~

私自身、最終的に行く一社が決まるまで、長い時間かかりました。
いくつか内定を頂いたにも関わらず辞退しました。
「行きます」といった会社も辞退し、多大なる迷惑をかけました。
今は運良く4月から働くことができますが、
罪の意識は消えていません。

そんな事態を防ぐ一つの方法として
「本音を知る、直感を引き出す」ことが必要であったと
今振り返ると思います。

そして情報を集め、人に話を聞いて
でも最後は独りで決めることをお勧めします。

文字通り、誰もいない部屋で決めてください。
自分の本音の声が聞こえるように雑音を排すということです。
決めた上で最終なり、確認の面接に臨んで
その場で握手するくらいの気持ちがちょうどいいです。

最終や確認の面接のその場で決めることはお勧めできません。
理由は単純です。
採用側は就活生を口説くことは簡単だからです。
「学生の志望度はいつ上がるか」を調査し
「面接の瞬間」であることを熟知し
そのために選考を組み立てる採用支援企業は現に存在します。

他にも自分の声を遮るものがあります。
友人や家族といった身近な存在です。
就活が落ち着き始める1回目の時期、夏前くらいになると
こんな会話が増えます。
「どこ行くの?」
それに対して
「~してるところ」と答えて
「何してる会社?」となるか
「株式会社~」と答えて
「おめでとう!さすがだね」と言われるか。
小さなことに見えるかもしれませんが、響きます。
ネットに溢れる「リーディングカンパニー」という文言よりも
身近な人の「どこそれ?」の方が力を持つことはよくあります。
無名の会社に行く内定者の声はあまり就活生に届きません。
「就活支援」をする内定者の多くは有名企業に行きます。

安っぽい自己啓発メッセージ陥りそうな予感がしますが(笑)
でも最後に。

衆知を集めて独りで決めること。
雑音を排して自分の本音を聞くこと。

そのプロセスが、選んだ企業で辛くなったときに
「自分が選んだのだから」と踏ん張る力になるはずです。

私も働き始めます。
ぶれにぶれた就活をしてしまった私も働きます。

一緒にがんばりましょう。

終わらせ方が分からなくなりました(笑)

◇参考記事

・2012年3月16日(金)【図解あり:「大好きだけど能力ない」仕事を選ばず、「嫌いだけど能力ある」仕事を選んでみる勇気】

・2011年3月15日(木)【レポート:女子大学合同 就職・就業シンポジウム~今、女子大生に求められる要素~】

・2011年3月11日(日)【ナビサイト・座談会に出てくる理想の「先輩社員X」を演じるのは辛い~8つのタイプに分類~】

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【図解あり:「大好きだけど能力ない」仕事を選ばず、「嫌いだけど能力ある」仕事を選んでみる勇気】

就活生に話を聞かせてもらっていると
企業名や規模の話題はもちろんのこと
どんな仕事、職種に自分は向いているのか分からないという悩みがよく出てきます。

「新卒は働いたことないのだから分かるはずない」と言われればそれまでなのですが
だからといって「分からないからいいや」ともできない状況があります。

そのため
向いていそうな仕事を探すために考えていた2軸をマトリックスにしてみました。
好き・嫌いと能力の有・無の2軸です。


※新卒の場合は実務経験のある転職組とは違って、能力が適性(できるようになる可能性がある)に置き換わる可能性があると考えます

①:好きだし能力もある領域です。文句ないですね。そのまま進みましょう♪

②:嫌いだけど能力はある領域です。ここ考える必要ありますね。

③:嫌いだし能力もない領域です。ここも文句ないですね。避けましょう♪

④:好きだけど能力はない領域です。ここも考える必要ありますね。

◆②:嫌いだけど能力はある領域の仕事を選ぶべきか◆
「倒れるくらい嫌い」は避けた方がいいですが、
能力があるなら求められる機会が多くなり、
周囲の大きくなる期待に自分が応えていくことで
その領域が好きになっていくことがある。
例えば、そんなに好きでなかった国語だけれど
友達に教えてと言われて教えていく中で好きになっていったというような
ケースが周りに多く見られました。
「嫌いだから」といってすぐ避けるのではなく、
できること、もっと言えば人に求められる能力がある人は
その能力に従って就職先・職種を考えてみるのもありだと思います。
贅沢な悩みです♪

◆④:好きだけど能力が低い領域の仕事は選ぶべきか◆

これは難しい。
まず「好き」が何を意味しているかを考えることから始めます。
よくある意見として
「好きこそものの上手なれ。好きなものは続けられるから好きなものを仕事にすべき」
といったものがあります。
そういった部分もあるでしょうが、
多くの場合、この「好き」の定義は明確にされないまま語られている言葉でもあります。

1)問われる「好き」の意味~生産者なのか消費者なのか~
大きく二つの意味があると考えます。

一つ目は生産者・与える立場としての「好き」です。
私の例で言えば新卒の領域は生産者としての「好き」と言えます。
例えば、就活セミナーやナビサイトを見て
「~の点を改善したらより就活生・企業のためになるのに」と考えて
記事を書いたり、就活生や採用担当者の方などと話す機会を作ったりします。
現状に問題意識を持って何かしらの付加価値を提供できないかと考えます。

二つ目は消費者・もらう立場としての「好き」です。
例えば私にとってGLAYは大好きですが、
消費者としての「好き」です。
特徴としては
もうこれ以上最高の音楽、バンドはないと思うことです。
「もっとこうしたら売れるのに」などの改善点を見つけることができず、
果ては「ピークは過ぎた」などと言われると「時代よ、追いついてこーい」と外の世界に変化を求めます。
ファンとしての「好き」とも言い換えられます。

「就活を良くしてください」と言われたら調査もしますし、行動も取りますが
「GLAYを良くしてください」と言われたら「え、これ以上できます?」で終わります。

就活生が良く言われることとしては
「旅行が好きだからといって旅行会社行くと辛いよ。忙しくて旅行できないから」といったものです。

2)生産者と消費者の見分け方
では二つの「好き」の境目は何なのか、という話です。
これまた私でいう「就活=生産者としての好き」と「GLAY=消費者としての好き」を使います。

「好き」の分かれ道は「もうすでに行動しているか」だと考えます。

就活に対しては就活生や採用担当者の方に会ったり、記事を書いたりしていますが
GLAYに対してはひたすら聞き込んでいるだけです。
最近ではLIVEのDVDを見ながら寝ると寝起きが良いことに気付きました。
しかし、どんなに行動が深まったとしても
GLAYから自分が価値をもらう(この場合は快適な睡眠)ばかりで、
少しも自分が価値を提供する側になっていません。
なっているとすればCDの売り上げに貢献するくらいですが、
それは消費者であり、生産者ではありません。

就活で求められる生産者としての「好き」をアピールするならば
どれだけ好きかを過去の体験や未来の計画を語るよりも
現在の行動で示すということです。

「好き」という言葉に縛られて
好きではないけど能力はあるのに伸ばせてい領域がないか。
「好き」という言葉の定義を考えずに
消費者としての「好き」に陥っていないか。

就活生は考えることが多い、、、
といっても、就活で悩んだことは、働き始めてからも悩む気がします。
なので、無駄な悩みはなさそうですね♪

「嫌いだけど能力ある」仕事を選んでみる勇気は大切だと思います。

◇参考記事

・2011年3月15日(木)【レポート:女子大学合同 就職・就業シンポジウム~今、女子大生に求められる要素~】

・2011年3月11日(日)【ナビサイト・座談会に出てくる理想の「先輩社員X」を演じるのは辛い~8つのタイプに分類~】

・2012年3月3日(土):【就活生のベンチャー企業熱を冷ますために~『私、社長ではなくなりました。ワイキューブとの7435日』安田佳生~】

・2012年3月2日(金):【親と子の就活~内定を目指すだけではもったいないないし、そんなに親と子の会話の機会は残されていないのでは?~】

 

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【レポート:女子大学合同 就職・就業シンポジウム~今、女子大生に求められる要素~】

2012年3月14日開催の「女子大学合同 就職・就業シンポジウム」に出席しました。
概要、パネリストなど詳細はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主催は、昭和女子大学・白百合女子大学・東洋英和女学院大学・東京女学館大学の

4つの女子大です。

パネリストは以下になります。

●第1部 パネルディスカッションⅠ
「採用側の視点―学生のここを見ている」
伊庭野 基明 氏(エムズ・ホールディングス(株)代表
グローバルキャリアカウンセラー)
大塚  雅樹 氏(株式会社JTB法人東京 取締役)
常見  陽平 氏(株式会社クオリティ・オブ・ライフ チーフ・プランナー
人材コンサルタント)
北条 久美子 氏(JCDA認定キャリアカウンセラー 司会および第1部コーディネーター)
●第2部 パネルディスカッションⅡ
「学生側の視点-女子学生支援の実践」
小原 奈津子 氏(昭和女子大学 副学長 生活科学部 教授)
南   隆太 氏(白百合女子大学 文学部 教授)
川崎  末美 氏(東洋英和女子学院大学 人間科学部 教授)
西山  昭彦 氏(東京女学館大学 国際教養学部 教授 第2部コーディネーター)

豪華ですね。

◆女子大生の強みとは何か~求められる「おばちゃん力」~◆
女子大主催ということで第1部第2部ともに
「女子大生の強みとは」というテーマが共通していました。
印象的だった発言としては人材コンサルタントの常見氏の以下の発言があります。
女子大生はマイノリティーとして集まっているため、
マイノリティーとしていかに生き抜くかを磨ける可能性を持っている。
そのためにもっと外界との接点を持つことと、
世の中が女子大に期待していることが変わってきていることを知る。
例えば、今事務の仕事は戦争状態なのでそういった状態を伝えるべき

さらに氏は女子に求める要素についても言及します。
幸せな女子ライフを送るにはおばちゃん力が必要。
おばちゃん力とはいろんな人を巻き込める、味方にできるしなやかさ・したたかさ。
女子はずっと少数派。自分が前例になる覚悟が必要

マイノリティーであることをいかに活かすかという視点でお話しされていました。

◆女子大生の弱みとは何か~正解はないのに・・・~◆
一方第2部では女子大生の弱みについても話題が及びました。
大学生一般にも当てはまるが、正解を求め過ぎる傾向が強い。
授業でにおいても「答えはなんですか?試験にどう書けばいいですか?」と
にこやかに言われるとちょっと
」と白百合女子大学文学部教授の南氏は語ります。
さらには、東洋英和女子学院大学人間科学部教授の川崎氏は続けます。
一人でいられることを大切にする必要がある。
みんなと違うと自己評価を下げてしまう人が多い。
興味関心が男性女性だと違うが、
女子大だと女性だけの話題に留まってしまいがちである

◆女子大生の強みの再定義~器用さ・柔軟性≒変化に対応できる力~◆
男子学生に比べて女子学生、特に女子大生は
「相手によって接し方を変えられる器用さ、柔軟性がある」一方で
それが「自分の主張を出せない、正解を求め過ぎる」などの弱みにもなっているようでした。
現代は過去7年で起きていたことが1年で起きるというドッグイヤーとも、
過去18年で起きていたことが1年で起きるというマウスイヤーとも言われています。
その中で器用さ・柔軟性、つまり変化に対応できる力はキーワードになるのではと思います。
弱みを補うことに時間と意識を奪われることなく、
強みをさらに伸ばして、
その過程で培われた自信で弱みをカバーすることができる
と考えます。
弱みを全てなくしていくほど時間はないでしょう。
ほとんどの人が強みより弱みの方が多いはずです。

そういえば、私が小さな団体をしていた時も
代表は私でしたが副代表は女子でしたし、
ブレーンも女子でした。
女子の方が強いイメージです。しかも圧倒的に♪
学生時代はバリバリ活躍していた女子が
社会に出ると結婚や出産といったライフイベントに直面して
働くことを断念することがまだまだ多いようです。
男子こそジェンダー問題やワークライフバランスを勉強した方が良いかもしれません。

※話題は多岐に展開されていました。
●1部
・面接で見ているポイント
・大学側が前のめり女子を育てるためのプログラムは何か
・自分の頭で考えるための大学のプログラムとは
・学生が就活を楽しみながら前のめりにするコツ
・女子学生に限った時に、女子に求める要素
etc
●2部
・女子大生の良さとは
・女子大生の弱み
・プログラムの中で活躍した、大きく変化した学生
・質疑:企業側に求めるプログラム
etc

◇関連記事◇

・2011年3月11日(日)【ナビサイト・座談会に出てくる理想の「先輩社員X」を演じるのは辛い~8つのタイプに分類~】

・2012年3月3日(土):【就活生のベンチャー企業熱を冷ますために~『私、社長ではなくなりました。ワイキューブとの7435日』安田佳生~】

・2012年3月2日(金):【親と子の就活~内定を目指すだけではもったいないないし、そんなに親と子の会話の機会は残されていないのでは?~】

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【ナビサイト・座談会に出てくる理想の「先輩社員X」を演じるのは辛い~8つのタイプに分類~】

就活ナビサイトや座談会で出てくる先輩社員を見ると
あんな人になりたいですし共感もするのですが、自信なくします、、、
あそこまで完璧でないといけないのでしょうか。

就活生のこんな声をよく聞きます。
※便宜的に「「就活ナビサイトや座談会で出てくる理想的な先輩社員」は
「先輩社員X」とします。

確かに先輩社員Xは、採用担当者からすると理想であり、
先輩社員Xと似ている学生に来てほしいと願うのは自然かと思います。
「類は友を呼ぶ」ということですね。
内定者から優秀な後輩を紹介させることで
採用に繋げるのも同じ考え方です。

しかし、そんな理想的な人間ばかりではないと感じるのも、
私の正直な気持ちです。
そのため、こういった先輩社員Xはどんな特徴を持っていて、
彼・彼女らに近づくにはどうすればいいか。
またその他にどんなタイプがいるのかを表を作って考えました。

①理想タイプA
「自分のためだ」と言いながらその行動は、自分にとっても他者にとってもためになっている。
②正直タイプ
「自分のためだ」と言いいながらその行動は、自分だけのためになっている。
③あまのじゃくタイプ
「自分のためだ」と言いながらその行動は、他者だけのためになっている。
④暴走タイプA
「自分のためだ」と言いながらその行動は、自分にとっても他者にとってもためになっていない。
⑤理想タイプB
「~のためだ」と言いながらその行動は、自分にとっても誰かにとってもためになっている。
⑥迷惑タイプ
「~のためだ」と言いながらその行動は、自分だけのためになっている。
⑦自己犠牲タイプ
「~のためだ」と言いながらその行動は、他者だけのためになっている。
⑧暴走タイプB
「~のためだ」と言いながらその行動は、自分にとっても他者にとってもためになっていない。

みなさんはどのタイプに今いるでしょうか。
私は①理想タイプAになろうともがいている②正直タイプなのかなと。
他者視点を入れて①理想タイプAになって、
あわよくば⑤理想タイプBに近づいていけたらなと考えています。

就活生と接していると無理して理想タイプを演じている人が多いと感じます。
確かにOBG訪問などの非公式な場でなく、
企業や就職情報会社が用意した場だけで社会人と接していると
「この人たちのようになるのが正解なのか」と演じるようになってしまうかもしれません。

しかし、人はそんなにすぐに変われないのが私の体験から言えることです。
段階を経て変わっていく。
もしくは「変われたと思ってもまたもとに戻って」の行ったり来たりで
少しずつ変わっていくと考えます。

今自分が例えば、
②の正直タイプで誰かの役に立てていないと感じても
⑦の自己犠牲タイプで心身ともに疲弊していても
すぐに理想タイプになろうとしない方が
「ばれてないかな」と後ろめたさを感じながら就活することもなくなります。

さらに言えば理想タイプAorBだけでなく
他のタイプの声を載せるサイトなり場が必要だと感じます。
理想タイプAorBだけで会社が動いているわけではないはずです。
様々なタイプの社会人との接触が
就活生が演じることを防ぎ、
段階的に変わっていくことを受け入れるきっかけを与えるのではないか。
変わろうと急ぎ過ぎている就活生をよく見かけます。

私が就活しているときに
「成果を出せず悩んでいる普通の社員さんはどんな方が多いですか」
と質問した学生がいました。
今の就活生の中にも似た疑問を抱いている人もいるのでは。
どんな強いチームでもスパースターばかりではないでしょう。
(レアル・マドリードやバルセロナは例外かもしれません笑)

長くなりましたので、別の機会にタイプごとにどうやって理想タイプAorBに
段階的に近づいていくかを考えます。
まずは、自分がどのタイプなのかを考えることがスタートです。

自分に正直に、少しの自分勝手さを大切に♪

 
◇関連記事◇

・2012年3月3日(土):【就活生のベンチャー企業熱を冷ますために~『私、社長ではなくなりました。ワイキューブとの7435日』安田佳生~】

・2012年3月2日(金):【親と子の就活~内定を目指すだけではもったいないないし、そんなに親と子の会話の機会は残されていないのでは?~】

・2012年2月29日(水):【欲望>夢・志望動機~一般職を夢見る早慶女子って欲望に忠実~】

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【就活生のベンチャー企業熱を冷ますために~『私、社長ではなくなりました。ワイキューブとの7435日』安田佳生~】

『私、社長ではなくなりました。ワイキューブとの7435日』安田佳生・著を読みました。
※プロの書評、読みどころはこちら→ビジネスブックマラソン
2003年には新卒採用のノウハウ本『採用の超プロが教える できる人できない人』を出版し、シリーズ3冊類型で35万部を超えるベストセラーを記録。
2007年には売上高約46億円。
オフィスにワインセラーやバーを設置するなど独特の福利厚生でも知られ、
今でこそ廃止される流れもある就職人気企業ランキングですが、当時20位内にランクイン。

知り合いの方はワイキューブのことを「ベンチャーの雄」として認識していて
民事再生法のニュースを知った時は「一つの時代が終わった」とまで感じたそうな。
それくらい存在感のあるベンチャー企業だったそうです。

この本を買おうかなと思ったきっかけは大きく2つあります。
1つ目は就活生の頃にワイキューブの志望度が高く、かつちょっとした繋がりがあったこと。
2つ目はベンチャー志望の学生との会話で違和感を感じたこと。

●目次●

◆就活生の頃にあった、ワイキューブとのちょっとした繋がり◆
◆ベンチャー志望の学生との奇妙な会話◆
◆『私、社長ではなくなりました。ワイキューブとの7435日』引用◆
◆今でも社長と元社員がtwitterで会話している◆
◆就活生のために、と買ったけど自分のためになってしまいました◆

◆就活生の頃にあった、ワイキューブとのちょっとした繋がり◆
といってもほんとうにちょっとです(笑)
もともと人材業界全体に興味があったので、ワイキューブにエントリーしていました。
そのエントリーがたまたま早かったらしく、一番だったそうです。
そのことで人事の方からtwitterのDMで「一番だったのでDMしてみました」と。
これは正直驚きましたし、素直に嬉しかったです。
認められたと感じましたし、新卒採用に力入れてる会社なんだと思いました。
そういえば「なんでも一番のやつはいいぞ。採れ」みたいな話を
本か人づてで聞いたことがありますが、それだったのでしょうか。

その後、採用コンサル系の会社の説明会に参加した時に
「実務に関わる本でおすすめのものありますか?」と聞けば
ワイキューブ安田社長の『採用の超プロが教える できる人できない人』が挙げられて
あぁ、やっぱり影響力大きいのだなと思いました。

そんなこともあり今回手に取ってみました。

◆ベンチャー志望の学生との奇妙な会話◆
時々、「ベンチャーを見ている」だけでなく「ベンチャー一本で就職活動をしている」という就活生の話を聞きます。
いわく
「大企業では社外に持ち運べるポータブルスキル(?)は身に付かず、社内政治用のスキルしか身に付かない」
「個人の力を高められるベンチャー企業で成長したい」そうです。

確かに。
ニュースなどでも知名度の高い企業の赤字続きや不正の報道が目に入ることが多くなった気がします。
「あぁ、会社の寿命より個人の寿命の方が長くなったってのはほんとかもな」と感じます。

もっと聞いてみたくなって
「じゃーそのベンチャー企業ってどうやって見つけてるの?」とすると不思議な答えが。

「~っていうサイトに載っている企業はいいと思います。あのサイトは信頼できます。大手のナビは信頼できません」

むむ。
さっき「個人の力」で何とかすると言ったではないか。

もう少し聞いてみます。
「そのサイトおれも使ってた♪そのサイトは他と違ってどこが信頼できると思った?」

すると
「ベンチャー行く人用だから」
「先輩から聞いた」

百歩譲って
「ベンチャー行く人用だから」はサイトもそう謳っていますし、
「先輩から聞いた」は人づてで情報を取るのは大事だと思います。

でも「その信頼できるナビサイト以外では企業を探していない」とのこと。

少し無邪気に「ベンチャー志向・キャリア志向」の学生用の就活サイトの謳い文句を信じすぎている気がしました。
サイトに掲載されている企業は一定の基準を設けて選んでいると思いますが、
忘れてはいけないことが一つ。
それは「サイト掲載企業は「良い」企業である前に、サイト掲載料を払うことができる企業」であることです。
サイトに載っているから良い企業であるという考えは捨てる方が
入社後「だまされた」ということは減ると思います。

こういったことがあり、ベンチャーに対する熱を少し冷ませないかと考えていたところで、この本を見つけました。
「ベンチャー思考」を持った学生と会話をしているとベンチャー社長を褒め称えることが多いです。
こっちもその気になって社長のインタビューを見たくなる勢いです。
しかし、後になって調べてみると
褒め称える言葉は就職情報会社のサイトやDMで使われている言葉をなぞっていることに気づきます。

そんなキラキラした社長のメッキをはがす効果がこの本にあるかと思います。
詳しい書評、読みどころは先ほどのプロに譲りますが
ベンチャー志望の学生に届くといいかなと思う個所をいくつか抜粋します。
ここにはキラキラしたベンチャー社長の姿は感じられませんでした。

◆『私、社長ではなくなりました。ワイキューブとの7435日』引用◆

・DMの開封率を上げるために、当時流行っていたディオールの「プワゾン」という香水をまるまる一本、DMにふりかけて香りで相手の気を引こうとしたこともあった。なぜそれほど正攻法の営業が嫌いだったのかを振り返ってみると、たぶん自分の弱点がバレるのが怖かったのだ。私はとにかく人見知りが強く、初対面の人と話をするのが苦手だった。そういう自分の弱点を露呈してしまうことが、何よりも怖かった。それを他の方法でごまかし、なんとか取り繕ってきたのだ。(P51)

・ワイキューブが好きで入りたいという学生は、放っておいても入社してきた。でも、私たちが本当に採りたかったのは、「素敵な会社ですね」と共感してくれる学生よりも、「こんなやり方で大丈夫なんですか。これでは利益が出ないでしょ」くらいのことを平気で言ってのけるような学生だった。(P115)

・大きな会社と互角に戦うにはゲリラ的なことも必要だった。常識に反抗し、挑戦し、常識を超える。そのことが私にとって、自分らしく生きるということだった。そう信じていた。(P122)

・ファッション誌に登場しても、採用業界での広告効果を直接期待できるわけではなかったが、「ここにエビちゃんが座った」「ジローラモさんが来た」などと社員が喜んでくれたのがいちばんうれしかった。(P139)

・しかし、社長のダサい格好の社長が説明会に出てきて話すよりも、ちょっとおしゃれなファッションに身を包んだ社長が、ちょっと気の利いた話をするだけで、採用力を格段に上がった。それが人間の心理というものだ。(P145)

・世間では優秀な社員から会社を辞めていくものだという俗説があるようだが、私はそれは違うと思う。たしかに、辞めてほしくない社員も辞めていったが、だからといって優秀な社員から辞めていったとは思わない。あのとき残ってくれた社員のほうが優秀だったと、いまでも信じている。(P171)

・もし、内定を出した学生が辞退でもしようものなら、それは社長である自分の責任でもある。そんなプレッシャーをいつも感じていた。そのような感じだったから、社員が会社を去るということは、私のもとを去っていくのと同じだった。そのたびに、まるで友人や家族に捨てられたかのような痛みを感じた。(P173)

・寂しくても、「寂しい」とは口にできなかった。いま思えば、会社にバーをつくったり、パティシエを雇ったりしたのも、社員に「会社に来たい」と思ってほしかったからだ。みんなが楽しく会社に来てくれれば、そこが私の居場所にもなる。私はワイキューブという会社を経営することで、自分の居場所を作りたかったのだ。(P195)

◆今でも社長と元社員がtwitterで会話している◆

安田社長はtwitterをされています。
そのタイムラインを追っていると、元社員で会社の公式twitterアカウントを任せていた社員の方と会話されているようです。
「自社のブランドを重んじていた社長が自社の公式アカウントを任せていた」ということは
信頼していた社員の方なのかなと思ったりします。

上手く言葉にならないですし、月並みな言葉になってしまうのですが
「良い人」だったんじゃないかなと。

◆就活生のために、と買ったけど自分のためになってしまいました◆

読み始める前は
「バー作るとか何やってんのかな。どこかダメだったんだろな。反面教師にしよう」
といった意識を持っていました。
でも段々本書の中で見つかる人としての不完全さや欠陥が自分にもあるもののように思えてきました。
心理学辺りの言葉だったかと思います。
自分の中にあるものと共通するものしか人は認識できない、といったような言葉がありました。
つまり、「この人の○○なとこってダメだよね」と感じるその「ダメな○○」は
自分のダメなところなのではないかということです。

自分の場合は、先ほど引用したこの部分が特に刺さります。

・寂しくても、「寂しい」とは口にできなかった。いま思えば、会社にバーをつくったり、パティシエを雇ったりしたのも、社員に「会社に来たい」と思ってほしかったからだ。みんなが楽しく会社に来てくれれば、そこが私の居場所にもなる。私はワイキューブという会社を経営することで、自分の居場所を作りたかったのだ。(P195)

例えば今まさに書いているこのブログ自体に
「これって耳を傾けてもらえるほど貴重な人物だと思われたいのではないか」と問われれば
「はい、、」と答えると思います。
また、私は就活生の添削をやらせてもらったり、ちょっとした記事を書かせて頂いたりしています。
そのことをもって
「それは頼ってきてくれる人を見て寂しさを紛らわせているのではないか」と問われれば
これもまた頷くと思います。

本書を読みながら小さな団体の代表をやらせてもらってた時を思い出しました。
経営者の講演会に行った時のことだったと思います。
そこには同じ団体の仲間がいたのですが、気付かずに講演者の方に質問しました。
「トップはやはり孤独ですか?折れそうになった時にどう持ち直していますか?」
残念ながら応答内容を忘れてしまったのですが、
後から仲間に言われたことで「あ、やっちゃったな」と思いました。
「佐野くんさーうちらの代表やってて辛い?」
仲間を信頼してないわけではないし、相談もしていたつもりなのですが、
どこか「んーやっぱ最後は独りなのだよね」と諦めてしまっていた気がします。
それから「自分はやっぱりリーダーは向いていないかな」と思うようになったような。
団体のくだりは余談なので戻します(笑)

安田社長にとってはバーを作ったり、パティシエを雇ったりでしたが、
自分にとってはそれは文章を書くことであったり、相談してもらったりであり、
スケールの大きさこそ違いますが、手段が変わっただけなんじゃないかなと。

段々落ち込んできました(笑)

終わりに近づくにつれ、
この本は反面教師としてであったり「あぁ、自分とは違うわ」と安心するものではなく、
明日どころかまだまだ克服できていない今の自分の姿を見せてくれていると感じます。

購入する前は「これ就活生に伝えてベンチャー信仰、強気な就活サイト信仰から目を覚ませ」
というメッセージを伝えようと思ったのですが、
気付けば反省の書になりました(笑)

自分の弱さ、欲望を直視したい時にまた手に取りたいと思います。

就活サイトは慎重に使ってください♪

 

◇関連記事◇

・2012年3月2日(金):【親と子の就活~内定を目指すだけではもったいないないし、そんなに親と子の会話の機会は残されていないのでは?~】

・2012年2月29日(水):【欲望>夢・志望動機~一般職を夢見る早慶女子って欲望に忠実~】

・2012年2月21日(火):【これは良DM~内定とれないのは不況じゃなくてあなたのせいですよ、と就職情報会社は言いました~】

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【親と子の就活~内定を目指すだけではもったいないないし、そんなに親と子の会話の機会は残されていないのでは?~】

日経ビジネス主催でこんなセミナーが開催されるそうです。

我が子を就職難民にしないために今、親がすべきこと
2012年3月18日(日)13:00~16:00(12:30受付開始)

「親からも金を取るのか!」とお怒りの声も聞こえてきそうですが、
親子で就活も今の就活の一面のようです。

告知ページを見ると「不安の解消」を参加動機にするメッセージが多いですね。
・タイトルの「我が子を就職難民にしないために」
・導入の「内定率の低下」
・「新卒無業者」と「内定長者」の就活格差

◆親の話>就職情報会社・就職本◆
◆家族の会話を増やす場としての「就活」◆
◆子どもが親の気持ちを察する場としての「就活」◆
◆そんなに残されていないのでは?親と子の会話の機会◆

◆親の話>就職情報会社・就職本◆

自分が就活をしていた時に家庭に求めるのは何だったかと考えると、
もう少し会話できれば良かったかなと思います。
自分は一人暮らしということもあり、選考が本格化して友達にも会えなくなると
腹を探り合う面接官との一問一答と
グループディスカッションで「みんなで通過しようね!」なんていう
同じ班になった学生とのニセモノの協力を誓う会話だけで1週間過ごすこともありました。

これは辛い。
本音の会話、たわいもない雑談が欲しくなります。

アドバイスなんて欲しくなかったです。
今の就活は就職情報会社や就活本のおかげで(せいで?)
受験勉強のように「~したら内定ゲット!」みたいなアドバイスが事細かに存在しているので(有効かどうかは不明)
親のアドバイスはだいたいのところ「それ知ってるよ」になってしまいます。
代わりに欲しいのは
「ぶっちゃけ働くってどうなの?」であったり
「やっぱ営業って大変なの?最初は営業の配属がほとんどらしいんだけど」といった
ばくっとした疑問に答えてもらうことでした。
説明会でも座談会でもナビサイトでもこういった疑問にはだいたい
「お客様のために~」などの
それはそうだし絶対大切だと思うんだけど、それだけですか?と疑いたくなるほどキラキラした言葉が並んでいます。
でも似たようなことを面接で話すと、実感なくて言葉に力が乗らないので落ちる。
そんな悪循環に陥ってしまうので親からは
キラキラしていないド現場の声を聴きたかったです。

◆家族の会話を増やす場としての「就活」◆

そして何よりも
就活を「子どもだけでは内定取れないから親も参戦する」場だけでなく
「親と子の会話を増やす」場にできればと思います。
これは就活生にも言われることですが
「内定が目的になった学生は内定もらえない」という言葉があります。
これは親と子の就活でも同じことだと思います。

なので内定のその先の意味を持てればといいのかなと。
その一つが会話時間を増やすこと。
親と会話する機会はますます減っていきます。
就活が終われば最後の学生生活ということでゼミやらサークルやらで家を離れますし、
卒業したら会社中心の生活になるでしょうし、
縁起でもないですが、私たちの親であればそれなりの年齢にいっているので
「いつまでもあると思うな親と金」が現実的になります。

◆子どもが親の気持ちを察する場としての「就活」◆

あとは子どもが親の気持ちを察する場にもなればと思います。
私は最近になってあまりよろしくないことがきっかけで親と会話するようになり
「4人家族を支えるのにこんなに金が必要なのか」が分かりました。
「金だけで何とかなると考える人は信用できないけど、金の力を信じない人も信用できない」なんて言葉も思い出しました。

そこから最近よくある論調として
「お金の価値が下がった」「経済成長はもういらない」なんていう議論が
背負うもののない時期の楽観的な発想ではないかと疑えるようになりましたし、
今の自分の生活水準を維持できているのは
生産者がいるからだと思いました。
例えば1本のペットボトルの水は100円かそこらで飲めますが、
実際この1本が作られるまでにどれだけの人・モノ・金・情報が介在しているか。
ビジネスの奇跡と言っても過言ではないほどのものに、毎日支えられてる。
消費者目線で「お金なんて~経済成長なんて~」ではなく
生産者目線で語れるようになりたいなと思います。
そう思うきっかけは、親との会話でした。

◆そんなに残されていないのでは?親と子の会話の機会◆

家庭の数だけ就活の意味があるはずです。
ある家庭では冷え切った仲を温めるものかもしれません。
またある家庭では一家総出だった運動会以来の楽しいイベントになるかもしれません。

親と子の就活が
「ゆとりwww」や「就活ビジネスはけしからん」だけで
流されなければといいなと思います。
子どもが親に真剣に相談できる機会はこれからも数えるほどしか訪れないのでは。
親と子の会話の機会は思っている以上に少ないはず。

◇関連記事◇

・2012年2月21日(火):【これは良DM~内定とれないのは不況じゃなくてあなたのせいですよ、と就職情報会社は言いました~】

・2012年2月9日(木):【『成長の限界』~就活のナビサイトに感じる2つの矛盾~】

・2012年2月3日(金):【現実を見せる岩波書店の「コネ採用」宣言~叶わない夢の安売りナビサイト中心就活への問題提起~】

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【欲望>夢・志望動機~一般職を夢見る早慶女子って欲望に忠実~】

こんな記事を見つけました。

朝日新聞デジタル: 早慶女子「一般職」に殺到 「長く働きたい」裏の本音 – 就活エトセトラ – 就活朝日 2013 – 就職・転職

これは「夢見るな!」など怒号が飛びそうですね。
解説は記事の中に登場する多くの専門家の方々に譲って
ここでは感想をつらつらと。

純粋に
「あぁ、欲望に忠実、自分に正直だな」と思いました。

例えばこの部分。
「たしかに今、母のように専業主婦したいというのは贅沢ですよね。
私、甘いかもしれません。だけど、せっかく女に生まれたのだから、
そういう人生も夢見てみたいんです」

ここまでくれば、あとはそのために考えて行動すればいいのではないかと思ってしまいます。
自分勝手になる勇気と言うか。

一方で何に忠実なのか分からない就活生にも会います。
強気な就職情報会社の「生き残り・勝ち残り・サバイバル」といったDMに染まって
「ベンチャーしか見ません。大手はもう古い」としか考えられなくなっている就活生。
考えているようでなぞっているだけに、、、

一般職を夢見る早慶女子を見ていると、
夢・志望動機よりも前に自分の欲望を知ることから就活を始めれば良かったなと思います。
欲望は紙に書けることでも、人に話せることでもないかもしれません。
試しに私の欲望は・・・と一瞬書こうと思いましたが控えます(笑)

私の欲望は上から目線と言われてしまうかもしれないですし、
周りの人が聞いたら不安にさせてしまうものかもしれません。
自分のコンプレックスを刺激しているものかもしれません。
本やセミナーの自己分析だの自分軸だのでは見つけられなかったものです。
嫌われると思います(笑)

そしてどうも就活で使われる言葉はきれいすぎて息苦しいなと思うことが多々ありました。
就活終わって冷静に見ると、胡散臭い成功哲学・自己啓発で使われる言葉に似てますね。

自己分析、就活ナビサイトが作る世界が住みづらいなと思った時に
紙に書けない・人に話せないどろどろした欲望を就活の早い段階で考えるのもありだったんだなーと。
それが就活用になったものが志望動機だし、
「もしかしたらその欲望が人のためになったら」と考えるのが夢にあたるんじゃないかなと今では思います。

順序は欲望→夢・志望動機だと思うのです。
いつでも自分から始まるのだと。

就活を終えた私の友達がこんなこと言ってました。

「就活終わって夢なくしたわw入社までに志望動機ガチで考えんと」

真意は分かりませんが、
就活で語られる志望動機・夢ってなんだったんだろうと考えさせられました。
彼は今から欲望に根差した志望動機を作っていくのだろうと思います。
早く気付いた方が精神衛生上いいですね。
私が気付いたのはある企業様から頂いた内定を辞退した無職状態のまま、
少人数の会社でインターンをしてそこに行きたいなと考えていた2011年11月頃だった気がします。

もっと早くて良かったです(笑)

◇関連記事◇

・2012年2月21日(火):【これは良DM~内定とれないのは不況じゃなくてあなたのせいですよ、と就職情報会社は言いました~】

・2012年2月9日(木):【『成長の限界』~就活のナビサイトに感じる2つの矛盾~】

・2012年2月3日(金):【現実を見せる岩波書店の「コネ採用」宣言~叶わない夢の安売りナビサイト中心就活への問題提起~】

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